出会った日から毎日LINEをしていて、ときどきご飯にもいく仲の良い友達というかたち日々をすごしていました。彼は海外に引っ越すことも決まっていて「楽しい思い出つくろうね」という軽い感じでした。ですが、いろんな話をするうちに「一緒にいると落ち着くね」「もっと会いたい」とお互いどちらともなく、気持ちを伝えるようになりました。食事はしてもお酒を飲むことはなく、健全な関係を築いていました。お互い交際相手はいるのですが、遠距離だったり仕事の都合でなかなか会えなかったり、交際相手への多少の不満がありました。それも相まって、お互いの評価も高まり、徐々に合う頻度も多くなっていきました。

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その日もいつものように仕事帰りにデートの約束をして、待ち合わせをしていました。二人の間では食事をしたあと、散歩をするのがいつのもパターンになっていました。
神田川沿いを歩いていると相手が「手をつないでもいい？」と私に問いかけてきました。最近はお酒の勢いで、関係を持つことが多いのですが、素面でストレートに「手をつなぎたい」と言われたのが、心に響きました。素面で問うというのも彼なりの「誠実さ」だと思い、ますます好きになりました。

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